人生初の献血

ゲンの言ノ葉

「血を抜くのは10分ぐらいです。頑張ってくださいね」

本日、人生初の献血を行いました。職場に献血の車が来て、仕事の目処もついたところで、先輩に誘っていただきました。

痛いことは嫌い、血を見るのが嫌、私にとってはつらいことづくしでした。驚いたこともたくさんありました。

一つに質問の多さ。献血を経験したことがある方はご存知かもしれませんが、30を超える質問、看護師・医師からの複数の問診。簡単に考えていた私が愚かでした。

二つに、献血後の体調不良。今回は400mlを献血しました。看護師さんに、何度も優しくお声かけいただきました。

「水分をこまめにとってくださいね」

にも関わらず、「俺は大丈夫だろう」と思っていた私が愚かでした。帰宅までの徒歩20分が歩けず、何倍もの時間を費やし帰宅。

献血を通して、自分だけは大丈夫という考え方を改めることになりました。皆さんも本当にお気を付けください。笑

ところで、前から気になっていましたが、献血の“献“という字。なぜ、この漢字を使うのか。

少し調べてみると、【献血】の時の“献“には大きく二つの意味があるそうです。

① 犬の肉を容器に盛る様子から、「神様・仏様にお供えをする」

② 犬の血を塗りけがれを払う様子から、「神様・仏様にささげる」

私は文学に詳しいわけではないので、この言葉の真偽に関しては割愛しますが、この意味が正しいとして味わうと興味深いものがあります。

今回の献血の行為が、「お供え」「ささげる」という点から、非常に尊いものであるということが見えて来ます。私自身、ささげたつもりはありませんが…自分のいのちをささげるといった高貴なことをできる私ではありませんから。

ただ、誰かのためになるというのは有難いことです。

坊さんの仲間に献血の出来事を話すと、

「人間はお互いさま。いのちはどこかで必ず繋がってるけん、持ちつ持たれつしながらのためにも、(献血は)できるときにやることで助け合いになるとよ」

「自分が将来的に血をもらうかどうかはわからんけど、そういう自分にとっての損得ではなくて、その損得を超えたところに、本当のお互いさまがあるとよ」

と言葉をかけてくれました。

そこまで深くは考えていませんでしたが、やっぱり誰かの助けになるというのは嬉しいこと。嫌々であったことを少し後悔。嫌々でなければ100点だったのかな。笑

いずれにせよ、辛い思いもしましたが、献血に誘ってくれた職場の先輩には感謝です。また今日も新たな気づきをいただきましたから。

どこかで私の血が役に立ちますように…

本日もようこそのお参りでございました。

合掌

コメント

  1. 渡辺有美子 より:

    ブログができてる!!更新を楽しみにしときまーーーす。そして、蓮見に行きたい✋