浄土真宗に限らずお経の中に何度も出てくる「蓮」。「蓮の五徳」と言われるように、仏教の中で、蓮はとても重要なキーワードです。日常生活の中では、蓮根(蓮の根っこ)として親しまれ、ほとんどの方は見たことがあると思います。
浄土真宗で日常にお唱えしている「正信偈」の中にも、「分陀利華(ふんだりけ)」として登場します。分陀利華とは、まさに蓮の花のことで、特に白蓮華を指すそうです。
①蓮の花、②蓮華、③睡蓮の花…蓮と名のつく花は何種類もあり、それぞれを混同してしまいますが、今回の主人公は①の蓮です。
昨日、その蓮を光隆寺の境内に植えました。近くのお寺様に蓮の種?蓮根?を譲っていただきました。そのお寺では、ご住職が何年も蓮を育てておられ、今回のご縁にお裾分け。
大振りのものから小ぶりのものまで、本当にたくさんいただきました。有難うございました!!「白い蓮が咲いてたね」とご住職が言われていました。もしや、「分陀利華」が見れるのか!?と期待しています。
ところで、蓮は泥の中で育つ植物なのです。田んぼの土が良いと教えていただきました。光隆寺は鯰田という田舎にあるお寺です。有難いことに、周りには田んぼがたくさんあります!とはいっても、お寺に田んぼがあるわけではありません。どうしよう、、、と思っていましたが、
またまた、助けていただきました!近所の農家の方から土を寄付していただいたのです。「好きなだけ持っていってくれ!」と。有難いことです。
田んぼの土に水分を十分含ませ、こねていきます。この作業が一番大変でした。日が暮れるまで、こねてこねての繰り返し。良い運動になりましたが、おかげで筋肉痛です。
この写真にある、蓮用の鉢もご門徒さんからのいただきもの。蓮は水分を多く含んだ泥の中でしか育ちません。ですので、使用する鉢は穴空きでないものを使う必要があります。何箇所ものホームセンターに行きましたが、底に穴が空いていないものは少なく、睡蓮鉢が貴重だと言うことにも気付かされました一日でした。
この植えた蓮が花を咲かせ、「蓮の花」となるのは7月中旬〜8月中旬ごろです。綺麗に咲くことを念じながら、お寺で本日から愛でていきます!どなたでも是非見に来てください。
最後に、今回ご協力いただいた方々に心から感謝申し上げます。。。有難うございました!!
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